メトロ・グループ、ガズィアンテプで開店—アレッポからの来客も期待 (Radikal紙)
2006年12月25日付 Radikal 紙
シリアとの困難な交渉の後、調印された自由貿易協定の執行以前にも関わらず、ガズィアンテプでは79%の同国との貿易増加が見られた。2007年1月1日に執行される予定の同協定がもたらす肯定的な影響力を、ガズィアンテプに店舗を新しく開いたメトロ・グループは早々と感じている。
国境付近の街で初めて店舗を構えたメトロ・キャッシュ・アンド・キャリー社は、シリアの最重要都市アレッポから多くの客が来ることを見込んでいる。同社の代表取締役のハカン・エルギン氏は、店舗開店まではこの件に関し予測が全くつかないが、現時点で関心が持たれていることに満足していると述べた。また、アレッポの客はガズィアンテプにいる親族のカードを使うことになるが、後々には彼らにもカードを発行できるようにするという。
卸売業を営む同社はガズィアンテプに10番目の店舗を開いた。4万㎡の敷地に1万6千㎡の屋内型ショッピングセンターには1,200万ユーロのコストがかかった。登録している顧客は50,000人。エルギン氏は、ガズィアンテプではメトロの開店によってこの一年以内に物価が下がると予測している。これは、他の場所でも同様に物価の下落が見られたからであるという。また、エルギン氏は、(メトロの開店により)この地域では商品の品質レベルが上がり、さらに衛生知識も広がるだろうと語った。
開店の際に立ち会った国務大臣のキュルシャド・トゥズメン氏も、メトロ社がトルコの困難な時期においても投資をしてきた実績があると明らかにした。また、メトロ社が、ガズィアンテプで生産される製品を販売することも重要な利益であるとした大臣は、「ここは周辺国にもサービスを提供することになるだろう」と述べた。
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( 翻訳者:堀ノ内夏子 )
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