オリーブ倉庫から古代ローマ時代の彫刻発見:海外売却目的で隠匿(Hurriyet紙)
2006年12月27日付 Hurriyet 紙
ブルサ県警密輸組織犯罪支部の会見によると、警察当局はケマル・K(46)とイスマイル・Aが「1500万ドル(約18億円)で歴史的彫像の海外売却を目論んでいる」との情報をえて、ゲムリッキにあるイスマイル・A所有のオリーブ倉庫で二人の身柄を拘束した。
捜査によって、球体を手にする二人の女性を形取った大理石の彫刻(長さ1メートル53センチ、横幅60センチ)が発見された。二人の容疑者は逮捕された。
彫刻はクレーンで倉庫から搬出され、ブルサ博物館局に運ばれた。
調査にあたった専門家は、この彫刻がローマ時代のものであり、類似するものは世界でたった一つしかないと判断した。
容疑者らが、エーゲ海地域で彫刻を手に入れたこと、国外に買い手がいること、匿名の外国人バイヤーと1500万ドルの契約をかわしたと自白していることが分かった。
二人の容疑者は、取調べの後「歴史的文物密輸」の罪で送検された。
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( 翻訳者:塚田真裕 )
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