イラクで米軍ヘリ墜落(アル・アハラーム紙)
2006年01月17日付 Al-Ahram 紙

■10日間で3機目の墜落
■武装集団、イラク北部で米軍機を撃墜したとの声明
■バグダード、アル=ハウィージャ,バアクーバでの攻撃で、イラク人57名が死傷

2006年01月17日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【バグダッド‐ムハンマド・アル=アンワル、諸通信社】

 昨日、アメリカ軍はバグダード北方にて同日、米軍所属のヘリコプター1機が墜落したと伝えたが、その理由については明確にしなかった。一方、サラーフッディーン・アル=アイユービー軍団と名乗る武装集団が攻撃の実行声明を出した。

米軍報道官によれば、当時二人のパイロットが搭乗しており、彼らの行方は今だ不明である、と墜落の原因については明らかにせずに伝えた。一方、衛星放送局アル=アラビーヤは、ヘリコプターはミサイルが当たった直後に墜落したとの目撃者の証言を報道した。 

 同局の特派員の伝えたところによると、ミサイルがヘリコプターを直撃し、ヘリコプターは空中で火の玉へ変わった後、数秒後に恐ろしい音を立てて地面に墜落した。この米軍のヘリコプターはここ10日の間にイラクで墜落した3機目の飛行機となった。

 また、国家防衛隊のメンバー20人が、バグダードと南部および中部の街をつなぐ道に埋められていた爆弾の爆発で命を落とした。

 バグダード、アル=ハウィージャ、バアクーバでそれぞれ起きた攻撃でも、8人のイラク人が死亡、その他28人が負傷した。


Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:田中裕子 )
( 記事ID:1759 )