エジプト-ザンビア首脳会談(アル・アハラーム紙)
2006年01月19日付 Al-Ahram 紙

■ ムバーラク大統領とザンビア大統領がアフリカ情勢および二国間関係について協議
■ 協議後、スライマーン・アウワード大使談:「大統領はスーダンのアル=バシール大統領からの来週のハルツーム・サミットへの招待に応じる構え」
■サミットではアフリカにおける教育、医療、若者、人的資源育成の問題に焦点

2006年01月19日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

ホスニー・ムバーラク大統領は昨日午後、ヘリオポリスの大統領府にザンビアのレヴィー・パトリック・ムワナワサ大統領を迎えた。大統領府の公式報道官であるスライマーン・アウワード大使は、協議はアフリカ情勢からエジプト・ザンビア関係、また両国の関係強化の方策にいたるまで多岐にわたったと発表した。

また協議は今月の23、24日の2日間に渡ってハルツームで開催される予定のアフリカ連合サミットの議題にも及んだ。スライマーン・アウワード大使は本紙のウサーマ・アブドゥルアズィーズ記者からのサミットの最重要課題に関する質問に答える中で、「ムバーラク大統領はスーダンのオマル・アル=バシール大統領から受け取ったサミット出席の招待に応じる構えである」と答えた。

アウワード大使は、エジプトとザンビアの通商関係の強化が真っ先に話し合われ、両大統領の関心を引いた議題であることを明らかにし、「協議はザンビアの首都ルサカに本部を置くCOMESA(東・南部アフリカ共同市場)を成功させるための働きかけの必要性にも及んだ」と語った。

貿易と投資の分野におけるCOMESA加盟国間の協力を支えるために成功の機会を増やすという点で両大統領の見解は一致した。またアウワード大使は、ハルツーム・サミットでは教育、若者、衛生、人的資源の育成に関わるテーマについて議論がなされるであろうと指摘し、「サミットの期間中に、NEPAD(The New Partnership for Africa’s Development)サミット・イニシアティブの枠内で実現された前向きの成果が検討に付されるだろう」と述べた。


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( 翻訳者:垣平浩明 )
( 記事ID:1760 )