陸軍の紋章にアタテュルクのシンボル復活:国民にも意見求める(Hürriyet紙)
2006年01月25日付 Hurriyet 紙
参謀本部は、国民の強い要望を受けて、陸軍司令本部の紋章から一度は取り除かれた“コジャテペのアタテュルク”のシンボルを復活させることを決定した。陸軍司令本部の見解も参考にしながら参謀本部が準備した新しい紋章案は、以前のものよりも単純化され現代風にアレンジされたアタテュルクの姿がデザインされており、このほど一般に公開された。
■間違いから戻り
このように『人民の軍隊は、本来軍隊の所有者である人民から出た反発を受け』、民主性と人民参加の原則を尊重して、『誤り』の認められた決定を人々の希望に沿うよう撤回した。使われる意匠はほぼ決まっているにも関わらず、最終決定前に人々の意見を仰ぐために通知を出した。参謀本部の公式サイトで、昨日新しい証書草案が発表され、2006年1月31日までに、新しいデザインに関する意見と提案を伝えるよう呼びかけられた。
■草案はインターネットで
発表によれば、トルコ軍統一シンボルの規格化に向けた活動の一環として2005年10月29日から陸軍の統一シンボルが使用されているが、これに対する人々の反応を考慮しながら、2005年11月23日に行われた会見で述べたように、新たな活動を始めるということである。
今回のシンボル草案が前のシンボルと異なる点は、ヘルメットの代わりに、コジャテペをバックに描かれたアタテュルクの肖像がある点である。より良い提案がなければ、このシンボルに決定して、陸軍の証書に使用されることが見込まれている。
■切望と期待を考慮しながら準備している
参謀本部公式サイトにある声明で以下のように述べられた。
「偉大なるアタテュルクに向けた崇高なる国民の敬愛の表れである願いや希望や期待を考慮して考案された『陸軍統一シンボル草案』をここに公開します。
上記の『陸軍統一シンボル草案』に関するご意見・ご提案は2006年1月31日午後6時までに、メール(アドレス:gnkur@tsk.mil.tr)かファクス(番号:0312-419-9921)でお寄せください。謹んで検討いたします。」
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( 翻訳者:新井 慧 )
( 記事ID:1774 )