大学入学資格試験の特例措置が決定 (アル・アハラーム紙)
2006年01月12日付 Al-Ahram 紙

■ 93年までに高校第一学年を修了した生徒に対し、決められた受験回数を超えていないことを条件に、大学入学資格試験の受験を許可

2006年01月12日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

 教育省は今年の大学入学資格試験の受験資格に関し、特例措置を決定した。これにより、93年以前に高校第一学年を修了した生徒は、法律で定められた3回という受験回数を超えていないことを条件に、大学入学資格試験を受けられるようになる。生徒は過去に2回以上資格試験を受験しておらず、またこれまでに資格を取得したことも無いことを証明する生徒自身とその保護者の確認書を添えた申請書類を当該の制度監視委員会に提出することが求められる。

 受験料は102ポンドで、今年が最後の受験機会となる。過去に3回受験していたり、資格をすでに持っていたりすることが発覚した場合、試験は無効となる。

 一方、1994年以降に高校第一学年を修了しながら、97年から2004年のいずれの年にも、もしくはいずれかの年に大学入学資格試験を受験したことのない生徒に関しては、97年から2004年までのその生徒の状況を調査する要望書を添えて、制度監視委員会に書類を提出し、アル・アハリー銀行で試験事務局宛の小切手10ポンドを支払えば、受験資格が与えられる。

 本紙記者のアイマン・アル=マフディーが得た情報によれば、今年これらの生徒たちが受けられるのは第一学年の全科目だけであり、合格した者は来年第二学年の科目を受験することができる。
 また98年以降に第一学年か第二学年のどちらかで落第し、その後再受験していない生徒についても、落第から最低でも一年の間が空いていることを条件に、希望すれば第一学年の全科目のみ再受験が許されるようになる。
 さらに第一学年か第二学年で欠席が原因で退学した生徒についても、すでに合格していた科目の点数は保持され、再受験の際には、残りの科目のみの受験が許可される。


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( 翻訳者:豊泉麻衣子 )
( 記事ID:1780 )