アーンスト&ヤング社による「M&A 2005年レポート」によると、昨年(2005年)、トルコでは合計304億USドルにものぼる164件の合併・買収が行われた。
このうちの19件、155億ドル相当は民営化事業であり、18件は預金保険機構(TMSF)が実施した売却で占めている。また2004年の買収は91件、25億ドル相当であった。
2005年に行われたM&Aで最大の22%、65億5000万ドルをトゥルクテレコムの民営化が占めた。第二の買収は45億5000万ドルでボーダフォンによるテルスィム社買収であった。
■外国資本による買収が圧倒
アーンスト&ヤング社トルコ支店の企業ファイナンス部のジャン・デルダー部長は2005年度のM&Aが件数においても、規模においてもトルコ史上最大のレベルに到達したことを明らかにした。
レポートによると、2005年に初めて、外国資本によるM&Aがトルコ国内企業によるものを上回った。2003~04年において外国企業によるM&Aの件数はそれぞれ20件、18件であったのに対し、2005年では61件に達した。
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( 翻訳者:山口 南 )
( 記事ID:1784 )