モスクでは皆平等 -宗務庁バルダクオール長官から重大なメッセージ(Milliyet紙)
2006年01月30日付 Milliyet 紙


バルダクオール長官「モスクで婦人達に場所を譲る前に、まず我々自身が婦人達に心を開くことが必要である。婦人達は暗くじめじめした場所でなく、男性たちと同じように礼拝できることが必要なのだ。」

宗務庁長官のアリ・バルダクオール教授はアンカラのハジュ・バイラム・ヴェリ・モスクでモスク内に入れない女性達が雪の上で金曜礼拝を行ったことに対して「例外的な事件である」と意見を述べた。また、「外で礼拝することになる人がでるなら、男性や若者が代わりに犠牲になるべきだ。モスクで婦人達に場所を譲る前に、まず我々自身が婦人達に心を開くことが必要である」と述べた。
ドイツへの公式訪問を前に記者会見を開いたバルダクオール長官は、イスタンブルのチャムルジャで女性達が髪を隠さずに男性達に混じり礼拝したことと、アンカラのアルトゥンダーにあるハジュ・バイラム・ヴェリ・モスクで女性達が雪の上で礼拝することを余儀なくされたことについての質問に応じた。

■女性達に明るい場所を
バルダクオール長官は、「モスクが騒ぎの場になったり、雑誌の話題になるようなことが起こってはならない」と述べた。また、イスタンブルやアンカラのような大都市を始めとして、女性達がモスクで安心して礼拝できるように通達を出すことを明らかにし、
「婦人達が端の暗いじめじめした場所ではなく、男性たちと同じように明るくゆったりした場所で礼拝できるようにすることを重要な目標として考えている。」
婦人達がモスクの外に出されるようなことはあってはならないと明言し、「これは聞いたこともないような悲しい出来事である。外で礼拝しなければならない人が出るなら若者や男性が代わりに犠牲になるべきである。この事件を契機として、モスクでは皆が平等になり、女性に場所を譲るようになってほしい。もちろん、モスクで婦人達に場所を譲る前に、まず我々自身が婦人達に心を開くことが必要である」と話した。


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( 翻訳者:堀ノ内 夏子 )
( 記事ID:1808 )