カイロで座り込みを続けていたスーダン人難民、治安警察に排除され10名が死亡(アル・アハラーム紙)
2005年12月31日付 Al-Ahram 紙
■ 特別キャンプへの移送により、スーダン人難民危機は終結
■ 圧死によりスーダン人難民に死者10名、警察官76名が負傷
2005年12月31日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
モハンデスィーン地区の国連難民高等弁務官事務所前で発生していたスーダン人難民危機は、一昨日の夜、警察部隊による説得の失敗を受け、いたましい悲劇によって幕を閉じた。
警察部隊は5時間にわたり、座り込みを解散し、退去するよう説得したが失敗に終わり、難民たちは治安部隊に向かって小型ガスボンベその他の所持品を投げつけ始めた。また警官隊に向かって人の波となって押し寄せた結果、2千人以上にのぼる群衆に踏みつぶされ、窒息する形で難民10名が死亡したほか、30名の負傷者が出た。一方、警察側も指揮官と下士官に76名の負傷者を出した。(後略)
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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:1644 )