首相、イマームの説教通じ鳥インフルエンザの注意喚起する意向(Milliyet紙)
2006年01月07日付 Milliyet 紙
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、鳥インフルエンザ対策のためイマーム(集団礼拝の指導者)に助けを求める予定であることを明らかにした。
公正発展党総本部を訪れた際、エルドアン首相は鳥インフルエンザに関する質問に答え、次のように述べた。
「(鳥インフルエンザは)純然たる意識の問題であり、迅速にこれを乗り越える必要がある。金曜礼拝で市民を啓発するためにイマームやハティプ(フトバを行う説教師)らから助けを求める予定だ。我々は必要な措置を講じている。この問題において市民は決して不公平な扱いを受けることはない。活動を皆一緒に続けていくつもりだ。もちろんメディアの支援も大変重要である。市民は所有する家禽類を隠してはいけない。」
エルドアン首相は、レジェプ・アクダー保健相を首相府に呼び、情報を収集した。そしてこの問題に細やかな配慮をもって対応するよう求めた。
■鳥インフルエンザの説教(フトバ)
一方、昨日ヴァン県では金曜礼拝で鳥インフルエンザについての説教(フトバ)が行われた。ヴァン県の副ムフティーのジュネイト・クラズ氏は、ウル・モスクで行った説教のなかで市民に製造者が記されていない鶏肉を消費しないように求めた。
■学長逮捕の原因となった機材が役立った
ヴァ ン100周年大学ユジェル・アシュクン学長の逮捕の原因となった入札で購入された医療機器が、今、鳥インフルエンザに感染した病人の治療に使用されている。2500万USドル相当の入札で購入された呼吸器のうち2つが、医学部付属研究病院小児科で患者の治療に提供された。コチイート家の兄弟のうちメフメト・アリ、 ファトマ、ヒュリヤが死亡する一方、唯一生き残ったアリ・ハサン君もこの装置のひとつで命を取り留めた。病院関係者は購入された呼吸器がどれほど重要なものであるかが この一件で明らかになったといい、次のように続けた。「呼吸器がなければ大変困難な状況に陥っていただろう。この呼吸器が目下、生命を救っている。」 ヴァン100周年大学医学部付属病院は3年前に10台の呼吸器が入札で新たに購入され、呼吸器の数は13台から23台に増やされた。
現地の新聞はこちらから
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:清水 葉月 )
( 記事ID:1666 )