イランの核問題、中国・ロシアの新聞で一面を独占 シャルグ紙
2006年02月07日付 Sharq 紙
2006年2月7日付シャルグ紙1面
【アーラシュ・ファッロフザード】週明けの昨日6日、イラン核問題が欧米各紙の一面を独占した。また、『チャイナ・デイリー』(中国英字紙)や『ヒンドゥスタン・タイムズ』(インド英字紙)、『ロシスカヤ・ガゼッタ』(ロシア)、『ニューヨーク・タイムズ』なども、この問題を一面で取り上げた。
『ヒンドゥスタン・タイムズ』や『チャイナ・デイリー』は6日、イランによるウラン濃縮関連活動再開というニュースを取り上げた。また、『ヒンドゥスタン・タイムズ』はロシア外交筋の話として、「IAEA理事会の採決に関わらず、ロシアにおけるイランのウラン濃縮というロシア側提案が本決まりになるだろう。しかし、イラン側がどのような決断を下すのかを見守る必要がある」との談話を掲載した。
また、アメリカでは『ニューヨーク・タイムズ』が、イランが過去何年にもわたりIAEAに無届けで核関連活動を行っていたことに言及し、IAEA理事会での賛成多数による可決を歓迎する、とした。さらに、ロシアや中国、エジプト、イエメンといった、イランと深いつながりのある諸国も賛成票を投じたことで、賛成27票に対して、反対わずか3票で安保理付託案が可決された、と報じた。
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( 翻訳者:久野華代 )
( 記事ID:1871 )