ガザで拉致されたエジプト人外交官の捜索続行(アル・アハラーム紙)
2006年02月11日付 Al-Ahram 紙

■ エジプト人外交官の解放をめざし、パレスチナで治安機関が人員召集

2006年02月11日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ガザ-アシュラフ・アブルホウル】

パレスチナ治安機関は、ガザ市で正体不明の武装勢力に拉致されたエジプト人外交官、フサーム・アル=マウスィリー氏の捜索を強化した。

パレスチナ治安機関は、犯人を捜索し司法の場へ引き渡すことと、外交官の解放と無事の帰還をめざし、最大限の人員召集をかけるとともに、各機関の合同作戦室を設置した。

時を同じくして、パレスチナの13の組織からなる「祖国・イスラーム諸勢力最高協議委員会」は、エジプト人外交官を拉致した武装グループに〔外交官の解放を〕呼びかけた。昨日発表した声明の中で、同委員会は、この事件を無責任な行為であり、パレスチナの国益に反すると評した。

 また同委員会は、この事件はパレスチナ人民の敵を利するものでしかないと指摘した。一方、デビット・ウェルチ米国務次官補(中東担当)は、エジプト人外交官拉致に対して遺憾の意を表した。


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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:1882 )