ムバーラク大統領、パレスチナのアッバース大統領およびイスラエルのリヴニ外相と会談(アル・アハラーム紙)
2006年02月01日付 Al-Ahram 紙
■ ムバーラク大統領は今日、アッバース大統領およびイスラエル外相とハマース勝利の影響について会談
■ 大統領府報道官:「エジプトはパレスチナとイスラエル双方と活発に連絡を取ることで和平努力を支援する」
■ 四者委員会はイスラエル承認と暴力の停止に関してハマースに3ヶ月の猶予を与える
■ ホワイトハウス:「援助はアッバース大統領が政権にある限り続けられるだろう」
2006年02月01日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
パレスチナ立法評議会選挙におけるハマース勝利の直後、パレスチナ問題が重要な展開を見せつつあるなか、ホスニー・ムバーラク大統領は今日、パレスチナのマフムード・アッバース大統領と会見し、パレスチナにおける最近の進展と、ドイツのアンジェラ・メルケル首相との会談の成果、およびハマース勝利の国内外の反応について報告を受ける。また、ムバーラク大統領は今日引き続いて、初の外国訪問となるイスラエルのツィピ・リヴニ外相と会談する。
大統領府報道官であるスレイマーン・アッワード大使によれば、この二つの会見は、パレスチナとイスラエル双方と活発に連絡をとることによって、この地域での平和構築を支援しようとするエジプトの努力の一貫として行われる。
またアッワード大使は、本紙のウサーマ・アブドゥルアズィーズ記者への発言の中で、ムバーラク大統領のアッバース大統領およびリヴニ外相との会談はそれぞれ、ハマース勝利をもたらしたパレスチナ評議会選挙の結果と、次の3月に行われるイスラエルの選挙予測をめぐって行われると述べた。
アメリカ合衆国、ロシア、ヨーロッパ連合(EU)、国連で構成されるロードマップのための四者委員会が開いた重要な会議の直後、アナン国連事務総長はハマースに対し、パレスチナ政府に参加するのであれば、暴力を放棄し、イスラエルを承認しなければならないという考えを明らかにした。(後略)
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( 翻訳者:岡本亜有子 )
( 記事ID:1883 )