恋人がいる人も、いない人も「2月14日、恋人たちの日」(Milliyet紙)
2006年02月14日付 Milliyet 紙

恋人たちの日には、一流ホテルやアミューズメントスポットに加えて航空会社も独自の「ラブキャンペーン」を行った。さまざまなキャンペーンが行われる中、最も注目を集めたものの一つは、あるバーが恋人がいなくて「悲しみをこらえる」一人身の人の“弱みにつけこむ”メランコリーパーティーだった。

■アフロディテメニュー
2月14日の恋人たちの日は、トルコのいたるところであらゆる形で祝われている。花屋も商売上がったりとなるこの日には、イスタンブルの5つ星ホテルも「カップル」向けに最高にロマンティックなプログラムを提供する。

ヒルトンホテルは、「恋人たちのスペシャルメニュー」を提供。恋人たちが相手に自分の気持ちを伝えられる“媚薬”の効果があるとうたっている。恋を連想させるこのメニューには、「ようこそ、恋人たちよ」(サーモンのカルパッチョ、チョウセンアザミ、ロケットサラダ、カボチャとトリュフのスウィートバジル添え)、「ファーストキス」(ロブスター、ホタテ、エビバリエーション、黒マッシュルーム、エンドウ、軽口シャンパンのマスタードとキャビアソース添え)、「情熱のダンス」(赤ワインソルべ、ジンジャーの木イチゴコンポート)などといった食事も含まれる。

チュラーンホテルは恋人たちにボスフォラス海峡の見える部屋でケマンの演奏を聞きながら食事ができる特別なディナーコースを用意している。

■さまざまな特典
リッツ・カールトンでは2組のカップルに特別なプレゼントが用意されている。恋人たちの日にチンテマーニレストランを予約したカップルのうち1組には、この日のために用意された、ブリリアンカットのダイアモンドとルビーのあしらわれた指輪が贈られる。もう1組の幸運なカップルには、1960年式のロールスロイスの送迎でディナーに招かれる。ペガサス航空は今日、イスタンブル-アンタリヤ便で3組のカップルの空中結婚式を行う。

■一人身に特別なパーティー
イスタンブルのタクスィム広場にあるジャンバズバーは階ごとに分けてカップルと恋人のいない人の双方のために特別なパーティーを開く。
カップルにはテラス階でロマンティックな空間で、ラブソングが流れる中特別な一夜を演出する一方で、下の階では「一人身の人」の弱みにつけこむ「メランコリーパーティー」で一時代のアラベスクを流す。
パーティーはオルハン・ババの曲「この世よ、沈んでしまえ」で始まり、ポップスで楽しみ、「へこたれないぞ、踏ん張るぞ」で終わる。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:栗林 尚美 )
( 記事ID:1894 )