エジプト、フェリー沈没事故後の閣議(アル・アハラーム紙)
2006年02月08日付 Al-Ahram 紙
■ムバーラク大統領:「フェリー事故の犠牲者の命は無駄にしない。責任者は惨事の責任を免れないだろう」
■閣議後にスライマーン・アウワード報道官:「大統領は予断なき捜査を急ぐよう求めた」
■ナズィーフ首相、海運関連の法規の見直しを命じられる
■ 紅海港湾機構はサラーム社のフェリーの航行を無期限で停止
2006年02月08日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
ホスニー・ムバーラク大統領は、彼を含めエジプト国民全員の感情を揺るがしたフェリー「サラーム98」の犠牲者の命は決して無駄に終わらず、惨劇が起こった直後から命じている調査によってあらゆる欠陥や問題点が明らかにされねばならないと強調した上で、事件を引き起こした責任者らは処罰を免れないと述べた。
大統領府公式報道官であるスライマーン・アウワード大使が、ムバーラク大統領が招集した閣議の後に行われた会見で明らかにしたところによれば、大統領は「法や取り調べの上に立つ者は誰一人としていない。調査は予断なく行われなければならない」と指摘した。
さらに同報道官は、今後同様の事件が起こることを防ぐため、ムバーラク大統領がアフマド・ナズィーフ首相に海運関連のあらゆる法規を見直し、海上の安全性を高めるよう命じたと付け加えた。(後略)
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( 翻訳者:松井愛 )
( 記事ID:1915 )