■クウェート国民議会、サアド・アル＝アブドゥッラー首長を廃位
■内閣はサバーフ・アル＝アハマド氏をクウェートの新首長に指名
■体調悪化のサアド首長に退位を求める一族の仲裁はすべて失敗に終わる

2006年01月25日付アル・アハラーム紙（エジプト）HP１面

【クウェート－ムハンマド・ユスリー・ムワーフィー、諸通信社】

　ジャービル・アル＝アフマド前首長が亡くなってから１０日が経過し、クウェート国民議会は首長問題に関して、サアド・アル＝アブドゥッラー・アル＝サバーフ首長を健康状態悪化のため廃位することを全会一致で決議した。

　サアド首長自ら退くよう説得にあたってきた王族の仲裁がことごとく失敗に終り、サアド首長の廃位が全会一致で承認され、クウェイト内閣によってサバーフ･アル＝アフマド首相が新首長に指名された直後になって、退位を表明するサアド氏からの書簡が届けられたことは、クウェイト国民の苦々しい思いを一層強くする結果となった。サバーフ新首長は今朝にも国民議会宛に書簡を送り、来る月曜日には憲法への宣誓を行うと見られる。（後略）



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（ 翻訳者:松井愛 ）
（ 記事ID:1817 )