クレジットカード負債の返済法案成立 -利息18%と18回払い方式で(Milliyet紙)
2006年02月24日付 Milliyet 紙
クレジットカードの負債を年18%の利息と18回払いで返済する法案が、大国民議会において真夜中に承認され、法律化された。
公正発展党と共和人民党に所属する国会議員、政府、消費者団体及び銀行員たちの間でよく話題となっていたクレジットカード法案が昨晩大国民議会において承認され、法律化された。これにより、2006年1月31日以降、差し押さえあるいは債務不履行となり、取立ての訴えを受け、銀行への負債の支払催促の連絡を受けた者に対し、負債を新たに課す可能性がでてきた。
■差し押さえにも分割払い
該当者たちは、負債を年に18%の利息、18回払いで支払うことができる。催促通知を受けた者は、その文中における負債率で新たに負債が課されることになる。取り立てを受けた者は、取立ての費用も分割されることになる。新たに課される負債の返済に問題があれば、取立ての訴えが再び起こされるが、しかし利息については、この法律によって定められた新しい利息の限度額によって明らかにされる。これは取り立てと負債加算の前に行われる。
銀行のクレジットカードに適用される最大利息の決定は中央銀行に委ねられた。銀行は3ヶ月に1回決定利息を明らかにする。
■路上での配布はない
負債の最小の支払い額は、カードを取得してから始めの6ヶ月は10%で、その後は20%以下にはならない。1人が所有しているすべてのカードの限度額はカードを取得した初年は合計収入の2倍、2年目は4倍を越えない額となる。銀行はクレジットカード利用額が限度額を超えた場合、決定利息以外の料金を要求することはできない。このように、カードの利用限度額を超える料金は発生しないことになる。
銀行はショッピングセンターや路上でカードを配布できなくなり、要求が来る前にカードを発行することはできない。最小支払額が3ヶ月の間に支払われなければカードはキャンセルされる。クレジットカードの追加額に対し最後の支払日以来10日以内であれば異議を申し立てることができる。カードの紛失、または盗難に遭った場合は、カード所有者は利用額のうち150YTL(訳者注:新トルコリラ)に対し責任を負う。届出をしなかったかまたは怠った場合、この限度額は有効ではない。
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( 翻訳者:近岡 由紀 )
( 記事ID:1962 )