「イスラーム法学とエコロジー」会議が開催 シャルグ紙
2006年02月26日付 Sharq 紙

2006年2月26日付シャルグ紙18面

【メフル通信】シーア派イスラーム法学の理論をどのように活用すれば生態環境の危機を脱することができるかを検討することを目的とした、「イスラーム法学とエコロジー」と題された会議が、エスファンド月16日〔3月7日〕にゴムで開かれる。

 発表によると、同会議は「イスラームの輝かしき法規定を生態環境の保護に関連付けて再考すること、生態環境に関するイスラームの議論をアップ・トゥ・デートなものとすること、そして生態環境保護の重要性に対するイスラーム法学者やイスラーム神学校関係者たちの注意を喚起すること」を、その中心的目的として開催されるとの由。

 牧草地の荒廃、沙漠化、淡水の水源の減少、無秩序な狩猟・漁業、土地の浸食などの問題が、生態環境の危機として、現在取り沙汰されている。これに対して動的なシーア派法学を適切に活用し、宗教最高指導者の助言を得ることは、この問題の解決にきわめて有効だ。宗教的信条の果たす役割に依拠し、イスラームの聖法の指示に従うことで、多くの自然環境問題を解決へと導く必要がある。

 「イスラーム法学とエコロジー」会議は、「イスラーム諸学世界センター」付属の「イスラーム法学・法源学専門学校」研究局が主催となり、ゴム州環境庁の協力の下、開催される。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:1971 )