来年度予算案:エスファハーン~シーラーズ間の鉄道完成に6000億リヤールを計上  シャルグ紙
2006年02月01日付 Sharq 紙

2006年2月1日付シャルグ紙

 エスファハーン、シーラーズ間鉄道敷設計画完成のための必要予算が、来年度、約8500億リヤール(約109億円)との見積もりがなされた。鉄道網拡張建設計画担当のホセイン・テフラーニーはこれについて次のように説明した。「現在、イラン暦1385年度(西暦2006年度)予算案の枠内で6000億リヤール(約76億円)という額が示されている。」

 彼は、さらにこう説明した。「もちろん、このプロジェクトの責任者らは1兆リヤール(約128億円)でも国から予算を獲得できるほどの大きな力を持っているが、現行予算額でも、同プロジェクトは1388年(西暦2009-10年)には完成する見通しである。」

 また、テヘラーニー氏は、次のように指摘した。「同プロジェクトは工事計画を迅速化する研究が可能となる形で立案されている。」彼はさらに、「過去3ヶ月間の間に、エスファハーン~シーラーズ間の鉄道計画の最も困難な箇所の一つである、約400キロに及ぶシャフレザー~ペルセポリス間の工事が請負業者に委託された。」と語った。

 国家輸送基盤建設拡張会社の執行部役員によると、現在、この区間の基礎工事が予算額の制限にも関わらず急ピッチで進んでいる。さらに、テフラーニーは次のように付け加えた。「エスファハーン~シーラーズ鉄道計画は、エスファハーン~シャフレザー、シーラーズ~ペルセポリスの2区間を含む505キロメートルの距離に及ぶと発表されている。これには基礎工事に3年、敷設工事に1年かかると見られる。また、現行予算では、エスファハーン~シーラーズ間の路線は、1387年の「ファジュル(夜明け)の10日間」(2009年2月1日-11日)[訳者注] には開通する見通しだ。」

[訳者注] 「ファジュル(夜明け)の10日間」は、1979年2月1日に故ホメイニー師が亡命先のフランスからイランに帰国し、11日にイスラーム革命が成立するまでの10日間を指す。この期間には国内で様々な祝祭行事が行われる。

*なお、リヤールの円への換算は、1$=9,000リヤール=115円として計算した。


Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:笹川由香里 )
( 記事ID:1827 )