共和人民党バイカル党首、個人資産を公開(Milliyet紙)
2006年02月03日付 Milliyet 紙
共和人民党党首デニズ・バイカルは資産を公開し、共同住宅の4部屋(うち2部屋は共同所有)、4千平方メートルの土地、2件の共同経営権、12万5千YTL〔注:約1100万円〕と2万6千ユーロのキャッシュを所有していることを明らかにした。
指導者たちの間で個人資産の論争が続く中、共和人民党党首のデニズ・バイカルは、個人資産を昨日このミッリイェトに明らかにした。バイカルは昨日の我々との会見において、1973年からから現在まで続いている政治家人生のなかで、個人資産を増やすことに特別な努力はしていないことをアピールした。「私は1979年から現在までの27年間という期間の中で54日間だけ外務大臣職に就いていたが、それ以外の時期において公権力を行使できる地位にはいなかった。また、政治活動を禁じられていた時期もある。実質的に私が政治に身を投じていた期間、個人資産を増やさないよう努力を続けてきた。このような結果を生むような活動はしてこなかった。」
■「注意深く振舞ってきた」
バイカルは国会議員として任務を遂行していた時代においても商業活動を行わなかったのと同様に、土地や住宅物件を購入しなかったと述べた。資産をそれ以外の形態に変えたりもしておらず、この点については注意深く振舞っていたことを主張した。
バイカルは、個人資産論争の渦中にいるレジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、資産公開を禁止されているわけでもないのに、個人資産報告法がもつ秘密原則を隠れ蓑にしていると指摘した。また、自分の個人資産を明らかにするために誰かから許可を得る必要などないこと、資産公開を妨げるような法規もないことに触れた。バイカルは、首相の個人資産公開問題には秘密原則以外の何かがあると示唆し、次のように述べた。
「我々は、首相が資産公開上障害となっているという法律を改正するために法案を提出した。もはや隠れ蓑になるものはない。」
現地の新聞はこちらから
( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:1829 )