ギュル外相、ムハンマド風刺画問題でコメント:無責任で挑発的(Hürriyet紙)
2006年02月04日付 Hurriyet 紙
アブドゥッラー・ギュル外相は、デンマークを発端に数カ国で発行された預言者ムハンマドの風刺漫画について「無責任で挑発的」との考えを示した。
ギュル外相は、大きな問題を引き起こしている預言者ムハンマドの風刺漫画に関して、文明の融和や宗教間の対話に取り組んでいる現代にこうした行為を行うことは無責任、と述べた。
■「意識的もしくは無意識の挑発」
問題の風刺漫画は「意識的もしくは無意識の挑発」だとしたギュルは、歴史的に見てもこうした行為には前例があることや、書かれた小説のせいで多くの人々が傷ついたと説明した。
ギュルは、トルコの在デンマーク大使館が、風刺漫画を掲載した新聞が発行された直後から動向に注目しており、関係者に警告を行ったことを明らかにした。
■「オオカミたちの谷、イラク」の影響なし
またギュル外相は、質問に対して「オオカミの谷、イラク」という映画が映画に過ぎず、トルコ人とアメリカ人の関係にマイナスの影響を与えるような状況を生み出すようなものではないと述べた。ギュルは、この種の映画はアメリカでも作られていると語った。
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( 翻訳者:藤巻 晋也 )
( 記事ID:1839 )