ムバーラク大統領、イスラームに対する中傷は世界の安定にとって危険と警告(アル・アハラーム紙)
2006年02月03日付 Al-Ahram 紙
■ ムバーラク大統領、「イスラームに対する中傷キャンペーンは世界の安定にとって危険な連鎖反応を引き起こす」と警告
■ 「表現の自由が神聖なるものや信条、宗教を貶める手段となってはならない」
■ ヨーロッパ6カ国の新聞が中傷風刺画を転載、デンマークは自国製品のボイコットが広まることを懸念
■ パレスチナ武装グループがデンマーク、ノルウェー、フランス市民を襲撃か
■ フランス・ソワール紙社主が風刺画を掲載した新聞の編集長を解任
2006年02月03日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
昨日、イスラームと預言者ムハンマドに対して続けられている中傷キャンペーンに抗議するアラブ・イスラーム民衆および政府の怒りはさらに拡大した。デンマークの新聞が預言者ムハンマドを中傷する風刺画を掲載したことから始まり、他のヨーロッパ諸国の新聞がこの風刺画を転載したことに伴い、デンマーク製品のボイコット運動やアラブ・イスラーム諸国に駐在するヨーロッパ諸国の大使を召還する動きが高まっている。ホスニー・ムバーラク大統領は、イスラームへの中傷キャンペーンが短期的にも長期的にももたらす連鎖反応について警告し、宗教的信条の侵害は世界の安定を脅かす最も大きな危険であると強調した。
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( 翻訳者:森本詩子 )
( 記事ID:1846 )