2006年2月4日付シャルグ紙4面
【IRNA】マフムード・アフマディーネジャード大統領はブーシェフル州訪問の最後に、記者会見に臨み、「ブーシェフル州特別緊急計画の完成・実施のために、今年度200億トマーン(およそ2200万ドル)を割り当てることが、すでに閣議で決まっている」と述べた。大統領は同時に、来年度予算において270億トマーン(約3000万ドル)を割り当てること、1300億トマーン(約1億4000万ドル)の低利融資を実施すること、そしてブーシェフル州にとって緊急性の高いプロジェクトの実施と同州の経済振興策のために、外貨準備高から3億ドルを充てることなどを発表した。
マフムード・アフマディーネジャード大統領は、「また、古くなった交通網の改修のために、外貨から3000万ドルの政府支出を実施し、さらにブーシェフル州の村落地域に2000戸の住宅を建築するために無利子で100億トマーン(約1100万ドル)の融資を行うことが、昨夜の閣議で決まった」と付け加えた。
大統領は電力不足がブーシェフル州における一大問題だとした上で、「この問題を取り除くために、政府はこの州で現在建設中の1000メガワットの発電所2基の完成を促進し、来年度から500メガワットの発電所1基を稼働することを決定した」と加えた。
アフマディーネジャード大統領はまた、体育庁と石油省の予算から、ブーシェフル州の各市にスポーツ総合施設を少なくとも1件、85年(西暦2006年3月下旬〜)に建設する案が、ブーシェフルで開かれた閣議で了承されたことを明らかにした。
大統領は、「現在、ブーシェフル州の人びとは、家庭消費用のガスの確保ということに関して、困難に直面している。閣議では、来年からブーシェフル州において、ガス供給網の整備が開始されることが決定された。なお、各市の優先順位については、州政府の権限に委ねられる。
大統領は、「ブーシェフル州の飲料水の問題の解決に向け、閣議では、コウサル・ダムからの水道管敷設事業を加速させるために、この計画に必要な政府予算を最大限割り当てていくことが決定された」と付け加えた。
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( 翻訳者:南龍太 )
( 記事ID:1858 )