アースターラーでの鳥インフルエンザ予防対策が本格化 ハムシャフリー紙
2006年03月09日付 Hamshahri 紙
2006年3月9日付ハムシャフリー紙
アースターラー市〔イラン北部カスピ海西岸に位置し、アゼルバイジャン共和国との国境地域にある町〕の関係者は、ここ数日、鳥インフルエンザ流行の予防、及び同地域における感染例の特定に向け、作業を開始した。
ある匿名希望の当局者は昨日、アースターラーにおいて、IRNA(イラン国営通信)に対し、「アゼルバイジャン共和国での鳥インフルエンザの流行が危機的状況に陥っている現状に鑑み、アースターラー国境地域での監視及び調査活動が本格的に行われているところである」と語った。
同当局者はさらに、「国境を食料運搬のために行き来する全車両に対し、感染予防措置がとられている。また、鳥肉及びその加工製品の取引は現在、完全に停止されている」と付け加えた。
同当局者はまた、次のように述べた。「現在のところ、アースターラーにおいて鳥インフルエンザ感染を疑わせるような事例は見つかっていないが、それでも毎日全村落において、家畜の鳥に対する血液採取が行われており、養鶏業者に対する監督も万全である」。
同氏はさらに、「特に白鳥が多く飛来するアースターラーの湖沼地帯では、目視による監視や血液採取が行われている。これまでのところ、疑わしい事例は見つかっていない」と加えた。
同当局者はまた、鳥インフルエンザ監視員に対する、市民、特に村落に居住する人々の情報提供や協力が、あらゆる危機を防止する上で重要な役割を担ってきたと指摘した。
アゼルバイジャン共和国ではこれまでのところ、同国南部の三地域で、鳥インフルエンザの鳥への感染が確認されている。
〔後略〕
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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:2032 )