ハマース、イスラエルを承認する準備があるとの米紙報道を否定(アル・アハラーム紙)
2006年02月27日付 Al-Ahram 紙

■ ワシントン、パレスチナ人への人道支援の継続を決定
■ ハマース、イスラエルを完全に承認する準備があるとハニーヤ氏が発言したとの報道を否定

2006年02月27日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ワシントン-ホダー・タウフィーク、ガザ-アシュラフ・アブルホウル】

 アメリカの立場に新たな展開が見られる中、米国務省のアダム・エレリー報道官は本紙に対し、「たとえハマースのプレゼンスがあろうとも、ハマースがそれによって利益を得ないことを条件に、経済支援、インフラ整備、諸プロジェクト、人道支援を含むパレスチナ民衆への支援を継続することをワシントンは決定した」と発表した。

 同じ頃、イスラーム抵抗運動ハマースは、「もしイスラエルが1967年6月4日時点の国境まで撤退するのであればハマースはイスラエルを承認する準備がある」とパレスチナの首相指名を受けたイスマーイール・ハニーヤ氏が発言したとの米ワシントン・ポスト紙の報道を否定した。

 立法評議会内ハマース・ブロックの報道官サラーフ・アル=バルダウィール氏は、「記者に問い合わせた結果、ハニーヤ氏が言ったのは『もしイスラエルが1967年占領地から撤退し、難民を帰還させ、捕虜を解放するのであれば、話し合いはありえる』との一語であった事が判明した」と述べた。

(後略)



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( 翻訳者: 杉原みどり )
( 記事ID:2049 )