武装集団、政府関係者一行を襲撃:ザーヘダーンの街道で シャルグ紙
2006年03月18日付 Sharq 紙

2006年3月18日付シャルグ紙1面

【社会部:ベフナーム・パークザード】木曜日の夕方、〈ザーボル=ザーヘダーン〉街道を走行していた6台の車両が、武装した暴徒集団のテロ攻撃に遭い、22名が射殺された。殺されたのは、主に地元政府関係者であった。

 このテロ事件は、木曜日の夕方、アフガニスタンとの国境から約15分のところにある〈タースーキー〉から5キロのポレ・シーレ地域(ザーボル市)で起きた。武装した暴徒集団が警察の格好をして検問をし、狙っていた車両を停止させて乗客らに銃弾を浴びせた。

 金曜日の明け方、ザーボル市内の病院では怪我人らの痛ましい光景が見られた。病院の廊下には、そこら中に血が流れていた。行方が分からなくなった家族を探しに来た人々が病院に殺到し、取り乱した様子で右往左往していた。

 本紙は当初、25名の死亡と40名の負傷者が出たと報じたが、正式発表によると、22名が死亡、7名が負傷したとのことであった。また、この事件で、ザーヘダーンのホセイン・アリー・ヌーリー市長が5発の銃弾を受け、重篤な状態に陥っているとのことである。また、この事件はスィースターン・バルーチェスターン州知事が乗った車両が、事件現場を通りかかった後に発生したとの情報もある。

 この事件で死亡した人の大半が、スィースターン・バルーチェスターン州職員で、殉教者記念行事に出席後、ザーボルからザーヘダーンヘと向かう途中、この事件に遭った。

 モハンマド・バーゲル・ゾルガドル内務相代理は、このことを認めた上で、木曜日の夜、多数の武装した暴徒がザーボル=ザーヘダーン街道を閉鎖し、通りかかった車両数台を停止させ、乗客を降ろした、と述べた。武装集団はその後、乗客に銃弾を浴びせ22名を殺害、6名を負傷させたという。また、乗客12名の安否が不明とのことである。ゾルガドル内務相代理はさらに、「捜査によると、暴徒らはその後、アフガニスタンへ、さらにそこからパキスタンへ逃亡した。暴徒らの特定と逮捕へ向けて、今後も捜査を続けていく」と語った。ゾルガドル代理はまた、この重罪犯らには、重い罪が待ち受けているとも述べた。

 他方、10名の女性が誘拐され、5名の遺体が複雑に入りくんだ地形のアフガニスタン国境近くで発見されたとの噂も流れたが、スィースターン・バルーチェスターン州政務副知事はこの情報を否定した。アリー・サーデギー副知事はこのことについて、次のように語った。「現在犯人らの行方を追い、可及的速やかな逮捕に向け、尽力しているところである。暴徒らはターリバーン系のグループに類似した特徴を有しており、彼らの逮捕に向け捜査が続けられている」。

 〔後略〕

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:2089 )