アルンチ国会議長の国歌斉唱不要論「慣例にしばられず・・」(Milliyet紙)
2006年03月24日付 Milliyet 紙

トルコ大国民議会のビュレント・アルンチ議長は、国民の休日や追悼の日、記念日に黙とうや国歌斉唱を行うことはできるとしながらも、「学会の開会時に黙とうを行うのは果たして正しいのであろうか、よく考えてみる必要があるだろう」と述べた。同議長は昨日、マニサにて「中小企業の財務、支援と信用」という会合に参加した。

アルンチ議長は、(黙とう・国歌斉唱実施の是非について)トルコでは、慣例を断ち切って冷静に考えるべき時が来たと述べ、次のように続けた。「トルコでは一つのスタイルが定着しているようだ。司会者は式や会合の開会時に演壇に上り、『プログラムのご案内を致します。まず初めに黙とう、続いて国歌斉唱、演説、表彰、パーティー、閉会という順番で本日は進めさせていただきます』と言う。一般の集会で「プログラムの案内」とは、一体何を意味するであろうか、長年考えてはいるが、未だ答えを見つけられないでいる」。

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( 翻訳者:永井 ひとみ )
( 記事ID:2109 )