ファトワー会議、流血の禁止と寛容の精神の普及を決定(サバーフ・ジャディード紙)
2006年03月21日付 al-Sabah al-Jadid 紙
■ ファトワー会議、流血の禁止と寛容の精神の普及を求めるファトワーを発行
2006年03月21日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HP1面
【バグダード‐イラク国民通信社(NINA)】
先週水曜日、カーズィミーヤでイラク・ファトワー会議が開かれた。会議にはイスラームの宗教者たちがイラク国民の数々の宗派を代表して出席し、正当な理由なしに人の血を流すことを絶対的に禁じるファトワー(宗教上の見解)を下した。
この会議に際して出された正統なファトワーでは、ムスリムの血を流すことおよびその名誉を侵害することは信仰に反する行為であり、またテロリストへの協力は、そのテロリストの出自や帰属にかかわらず、禁忌(ハラーム)とされた。
また、聖廟やモスク、フセイニーヤ(シーア派の礼拝所)、祈りの場の神聖を犯す行為、また国の官庁や機関・公共施設への攻撃、さらにはイラクの国家と国民の資産の横領や汚職とみなしうるあらゆる行為がハラームだとされた。
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( 翻訳者:森本詩子 )
( 記事ID:2116 )