エジプトで大量の密輸バイアグラが摘発(アル・アハラーム紙)
2006年03月13日付 Al-Ahram 紙

■ アブルアイナイニ社長は会社と密輸バイアグラの関係を否定
■ 検察庁は積荷の押収とエジプト=ルーマニア銀行責任者らの召喚を指示

2006年03月13日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

 カイロ空港で大量のバイアグラが摘発された事件が急速な展開を見せている。密輸の疑いがもたれている会社のオーナーが捜査に応じるため検事総長に上申書を提出する一方、検事総長はこの件を検察庁に送致する事を決定し、管轄の検察は今朝、捜査を万全にする為この会社宛の積荷の押収を命じ、さらに荷札に印のあった銀行の責任者らの召喚も命じた。

 人民議会産業委員会の委員長を務める実業家、ムハンマド・ムハンマド・アブルアイナイニ氏は、カイロ空港の税関を通して彼の会社の名前でUAEから原材料として持ち込まれた積荷の中から180万錠のバイアグラが摘発された事件の捜査に応じるため、すでに検察総長に上申書を提出している。アブルアイナイニ氏は彼の会社とこの積荷には何の関係もない事を強調し、いつでも捜査に協力すると述べた。

また彼は検察庁に提出した上申書の中で、一昨日自分の会社の名前で積荷が到着した際には彼自身驚いたと述べ、自身のサインがエジプト=ルーマニア銀行に残されていることを否定、税関通過に必要な法的措置に反し、投資団体あるいはエジプト=ルーマニア銀行あるいは彼の会社のいずれの印も積荷に押されていないことがその証拠だとしている。マーヒル・アブドゥルワーヒド検事総長は必要な措置を講ずるため、金融・通商問題担当の検察に送致する事を決定した。



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( 翻訳者:垣平浩明 )
( 記事ID:2117 )