アルメニア総主教メスローブ2世、「キリスト教学部」を切望(Hurriyet 紙)
2006年03月26日付 Hurriyet 紙
トルコ・アルメニア教会総主教のメスローブ2世は、聖職者不足に直面しているため、後継者養成のためいずれかの大学に「キリスト教学部」が設置されるよう要望したことを明らかにした。
総主教は「我々は政府に、神学校を開く代わりにイスタンブルにある大学の1つにキリスト教学部を設置してほしいと要望した。これは世俗主義の観点からも、また公立大学で教育を受けるという意味でも重要なこととなる」と話した。さらに、ワクフの管理する宗教施設の修理も時宜に応じて行うことを明らかにし、「トルコにとってもこの方法はふさわしい」と話した。
ハタイのイスケンデルンにある1872年に建てられたカラスンマムック・アルメニア教会の134周年のため行われた儀式には、メスローブ2世の他にトルコカトリック教会のアナトリア支部長、ルイジーノ・パドヴェセ氏や、多くのアルメニア系トルコ人が参加した。トルコの様々な地域からバスでイスケンデルンにやってきたアルメニア人たちは教会での儀式に参加し、礼拝を行った。
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( 翻訳者:湯澤 芙美 )
( 記事ID:2119 )