タルカン独占インタビュー!僕はホモセクシャルじゃないよ(Hurriyet紙)
2006年03月30日付 Hurriyet 紙

タルカンの元マネージャーであったアルパイ・アイドゥン氏が、著書『メガマサル』の中で自身とホモセクシャルの関係があったと書いたタルックという人物は、実はタルカンだったという報道に対し、タルカンが答えた。タルカンはテンポ誌に「僕はホモセクシャルじゃないよ。一時だってそんなことは無かった」と心境を語った。
 
制作に10年間を費やした英語のアルバム「Come Closer」を4月7日に全ヨーロッパでリリースするタルカンは、テンポ誌に対し心境を語った。最初のマネージャーであり、最も人気がある曲の一つ、「Asla Vazgeçemem」の作詞を手がけたアルパイ・アイドゥン氏が書いた自叙伝『メガマサル』の中で、アルパイ氏との間でホモセクシャルの関係があったと書かれていたタルックという登場人物は、実はタルカンだったという報道に対し、タルカンは次のように答えた。

「本は読んでいないよ。その時ここにいなくてよかった。だって不愉快でしょ。僕らにはいくつかの物理的・精神的な期待がかけられていた。でも脅迫めいていたから何にも答えなかった。僕は(アイドゥン氏に)『本を出して、好きなことを書けばいいじゃないか。僕を知っている人は(本当のことが)分かるから」と言ったんだ。彼は『それなら書く。今に分かるさ』と言ってたよ。今度続編を出すみたいだね。でも僕は(今度の)英語のアルバムに彼への謝辞を書いたよ。最初の頃は本当に僕を助けてくれた。彼がいなかったらドイツに逃げ戻っていたよ。もしかしたらどこかの工場で働いていたかもしれないな。ビザを取ってドイツに戻ろうとしていたとき、僕を説得してくれたよ。『行くな。もう少しやってみよう。君の声はいいんだから』と言ってね。その後は二人でとても頑張ったよ。歌を作っている時も、いろんなテレビ番組を回っている時も・・・ 今まで彼がしてくれたことは否定出来ない」。

「(この本の内容は)それでもあなたにとって厳しい仕打ちなのでは?あなたがホモセクシャルだということを暗示している」という質問に対し、タルカンは次のように答えた。
「トルコではみんなそうしたよ。はっきり言って、時々自分に関して自信が持てなくなる面があった。危機を経験したよ。自分のことやこの問題について、頭の中がぐちゃぐちゃになってた。我に返ろうとしたんだ。そうして昔を振り返って考えてみたら、すべては僕の子ども時代に関係しているって分かったんだ。傷を一つ一つ癒すことにしたよ。5年間カウンセリングを受けて、自分が生まれ変わった気がする。僕はみんなに歌を、そして今のありのままの僕自身や、僕の存在を見てもらっている。過去は過去なんだ。何も否定しないし、嘘もつかない。でもある程度の所までね。みんな限度を知らないといけない。ホモセクシャルなんかじゃない。一時だってね。ビルゲ(・オズチュルク)との関係も嘘じゃない。この話題は、このインタビューでもう終わりにしてほしいよ」。

■セゼン・アクスとの間に冷たい風が吹いた

タルカンはテンポ誌のインタビューで一時期疎遠になっていたセゼン・アクスとの仲についての質問にも答えた。

―トルコ語のアルバムのリリース予定は?

作り始めたよ。今は曲を作っているところ。トルコ語の歌を歌いたくてしょうがないよ。セゼンとはまた仲良くやっているよ・・・

―セゼンとはもう仲直りしたの?

仲違いなんてしてなかったのに。ただ「Şımarık」を発表した頃、彼女はあまり親しげではなかった。話して解決できない問題のせいで僕らの間に冷たい風が吹いたんだろうね。

―いつ話したの?

去年。お互いに話して解決したよ。その後は抱き合ったね。僕もその当時怒りっぽかったみたいだね。力比べをしてたのかもしれない。その時、つまり「Şıkıdım」を発表した時、『セゼンがいなければタルカンはいなかった』みたいに言われてたよ。僕はそんなこと信じなかったけど、でもそんな事を言って僕を挑発する人がいたんだ。多分そのせいで「Şımarık」に僕とオザンの名前を入れたんだ。歌には僕らも貢献しているんだ。でもその曲は、セゼンの曲だ。彼女の許可無しに名前を入れたから、セゼンの方も怒ってしまった。当然だよね。僕は後になってそのことに気付いたんだ」。

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( 翻訳者:住永 千裕 )
( 記事ID:2134 )