米・露・欧・国連、ハマースにイスラエル承認と暴力の放棄を要求(アル・ナハール紙)
2006年01月31日付 Al-Nahar 紙

■ 四者委員会、ハマースがイスラエル承認と暴力の放棄を行わない場合はパレスチナ援助を見直すと警告

2006年1月31日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

 米、露、EU、国連による中東和平四者委員会の協議が昨日ロンドンで行われ、イスラム抵抗運動ハマースは2つの選択の前に立たされている。その選択とは、イスラエルを承認し暴力を放棄するか、先週水曜日のパレスチナ立法評議会選挙で勝利したハマースによって組織される新政府に対する援助の中止という事態に晒されるか、というものである。それに対してハマースは反発している。ハマースは先に、四者委員会と世界各国に対してパレスチナ自治政府への援助を中止することのないよう訴えるとともに、四者委員会と開かれた対話を行う用意があるとの立場を表明していた。

 四者委員会の協議が行われる前にジョージ・ブッシュ米大統領は、ワシントンはハマースが組織する政府との取引を拒否するとの考えをあらためて示し、イスラエル打倒の呼びかけを中止し武装を解除するようあらためて要求したが、腐敗を撲滅し有権者に奉仕するというスローガンに基づいたハマースの選挙活動は「前向きなもの」だとの見解を示した。

 ハマースへの国際的な圧力の高まりを受け、パレスチナのマフムード・アッバース大統領は、ハマースのハーリド・マシュアル政治局長との会談の準備を進めている。会談はカイロで2日にわたって行われる見込みであり、ファタハがハマース主導の政府への参加を拒否するなかで、今回の選挙におけるハマースの勝利によってもたらされた政治状況や新政府の組閣などについて話し合われる予定である。

 またアッバース大統領は、ヨルダン川西岸地区のラーマッラーで行われたドイツのアンゲラ・メルケル首相との会談の直後、任期が終了する3年後まで大統領に留任することを強調し、パレスチナ政府への支援を中止しないよう世界に訴えた。

(後略)

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( 翻訳者:吉永晶子 )
( 記事ID:2016 )