韓国の盧武鉉大統領、エジプト訪問を前にアハラーム紙に談話(アル・アハラーム紙)
2006年03月06日付 Al-Ahram 紙
■ 韓国の盧武鉉大統領、アハラーム紙に談話:「エジプトは経済発展を達成する大きな可能性を有する」「ムバーラク大統領の韓国訪問は、両国関係の発展の礎を築いた」
2006年03月06日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【ソウル‐カマール・ガーバッラー】
韓国の盧武鉉大統領は、本日からのエジプト公式訪問にあたり本紙によせた談話の中で、エジプトと韓国は1995年の外交関係樹立以来、友好関係強化において急速かつ実のある進展を遂げてきたと述べ、1999年のムバーラク大統領の韓国訪問が両国関係の発展の礎を築いたことを明らかにした。
盧大統領は、エジプト・韓国首脳会談では、両国の将来を見通した真の協力関係を発展させる方策を議題に取り上げると述べ、今回の訪問は政治・経済分野だけなく、文化・観光・投資・情報技術にわたる種々多様な分野における相互協力の推進に寄与するものであるとの期待を表明した。盧大統領は韓国が北東アジアにおける経済的中心になる途上にあり、一方エジプトはアフリカ大陸とアジア、ヨーロッパを結びつける中核国として、特別な重要性を有していることを挙げた。また盧大統領は、韓国の投資家のエジプトにおける活動が2000年以来停滞している現状に触れ、エジプト政府による政治・経済改革の結果、海外からの投資の環境に著しい改善のあったこと、エジプトが経済成長を達成する大きな可能性を有していることを踏まえ、韓国の対エジプト投資は今後増大するという自身の見通しを表明した。
同時に盧大統領は、韓国はパレスチナ独立国家の樹立を希望していると表明し、パレスチナの人々の生活状況を改善するために韓国が提供している物質的支援について指摘した。また、北朝鮮の核問題に対し、韓国政府は6カ国協議を通じて外交による平和的解決の継続を望んでいると述べた。
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( 翻訳者:森本詩子 )
( 記事ID:2024 )