トルコの革製品ブランドDESA、海外進出へ:英国、ロシア、中国、スペインへ(Radikal紙)
2006年04月14日付 Radikal 紙
Desa社部長のブラック・チェレットは海外市場進出を準備していることを発表した。チェレットは、中国の工場に製品生産のパートナーシップを取り付けていることも明らかにした。
Desa社は、これからは海外市場に重点を置くようだ。Desa社部長のブラック・チェレットは、会見において、2005年まで輸出に重点を置いていた同社が、この比率を反転させ、昨年国内市場のシェアを30%から65%に増やしたことを明らかにした。また、昨年は70%であった輸出収入が35%に下がったことを述べた。チェレットは、3年前始まった計画がいまや最後の過程に差し掛かっていることを明らかにし、今期は国内に重点を置いていること、またフランチャイズとともに現在55である直売店の数を年の暮れまでには70%増やすことを目標とすると述べた。
輸出において利益の出ない顧客からは手を引いたと述べるチェレットは「輸出は続けるがもっと利益の出る市場に入り、これまでとは異なるやり方で進出していく。トルコではこれ以上、直売店を開くことができる場所はもう残っていないと私たちは考えているので、海外での小売に重点を置き始めることにする」と述べた。
Desaが自社商品に‘トゥルクワリティ(Turquality)’*ロゴをつける権利を得たことが、全ての海外戦略に大きく貢献することを表明するチェレットは、「プロジェクトの最終目標が形になった段階で海外に直営店を開くことが目標だ。海外でフランチャイズ、Desaコーナーあるいは直営店など・・・国によって形態は変えていく」と話している。アムステルダムではフランチャイズがあると語るチェレットは、ソフィアでは約2ヶ月後オープンするショッピングセンターの中に店舗を持つこと、英国では大きな小売チェーンの中にDesaコーナーを開くプロジェクトがあることを強調する一方、ロシアでは4つの店を持つチェーンの引き継ぎを進めていることを明らかにした。中東からは6カ国に及ぶフランチャイズを希望する大資本グループと会談したことを表明したチェレットは、日本にも関心を持っており、初めて革製品を売り始めたと語った。
*Turquality=Turkish(トルコの)+Quality(高品質):トルコ製品を海外で浸透させ、ブランド力、競争力をつけさせるため政府が考えた造語
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( 翻訳者:近岡 由紀 )
( 記事ID:2199 )