セゼル大統領、「歴史を知れぬものは、民族の向かう方向を見誤る」(Milliyet紙)
2006年04月16日付 Milliyet 紙

トルコ歴史協会の設立記念日を祝福したセゼル大統領は、自らの歴史を軽んじる民族は、文明社会において敬意を払われないと語った。

アフメト・ネジュデト・セゼル大統領は、トルコ歴史協会が設立75周年を迎えるのに際して同協会のユスフ・ハラチオール会長に送った祝福メッセージの中で、「自らの歴史を知らず、歴史を研究せず、歴史を記憶していない民族は、進むべき方向を見いだせず、文明社会の名誉ある一員になることはできない」と語った。

確かな歴史があり、強い歴史意識を持つトルコ民族は、世界中での活動と創造した豊かな文化遺産により文明史の形成に(大きな)役割を果たしたと強調したセゼル大統領は、以下のように述べた。

■アルメニアの主張に対する回答
「トルコ民族を崇高なものとし、すばらしい成功を収めることを可能にしたのは、まさにこの歴史意識である。近年、我々の歴史に向けられた事実無根の主張に対し、トルコ歴史協会は歴史的な文書と学問的研究に基づいて最良の回答をし、この種の主張が間違っていたことを証明している。トルコ歴史協会がこの分野において行った学問的研究を、我々は重要であると考えており、また満足している」。

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( 翻訳者:丹羽貴弥 )
( 記事ID:2216 )