トプカプ宮殿博物館でオスマン朝スルタンたちの使った道具類が初公開(Radikal紙)
2006年04月18日付 Radikal 紙

トプカプ宮殿博物館で、新館長であるイルベル・オルタイル教授の就任後初めての大規模な展示が明日から開催される。「ハマム(浴場)-オスマン朝時代の入浴の伝統と床屋用具」と題された展示は、トプカプ宮殿でこれまで公開されておらず、新たに倉庫から出された品々で構成されている。

トプカプ宮殿の宝物庫で開催される予定の展示では、オスマン朝時代に使用されていた入浴のための道具類や床屋の用具一式、身なりを整えるための道具類、アブデュルハミト2世が所有していた純金の桶付水差し、金の柄のついたかみそりから、エナメルがかった黄銅のハマムの石や洗面所に至るまで、これまで日の目を見ることのなかった多数の品々が出展される。
ベヤズィト2世の時代である1511年建造のヒュンキャル・ハマムの設計図も展示の目玉の一つ。イルベル・オルタイル新館長の監修のもと、専門家のセルマ・デリバシュ、エミネ・ビリルゲン、デミル・エセメンリ、フェザ・チャクムット、オメル・トゥファンにより準備された展示を、オルタイルは前館長のフィリズ・チャーマンへ捧げた。
宮殿では、この展示に続いてドルマバフチェ宮殿の収蔵品による「ファベルゲ」展が、一年以内には「ハレム」展が開催される予定。「ハマム」展は7月31日まで開かれる。

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( 翻訳者:小野寺 香織 )
( 記事ID:2229 )