ハマースにシリアからの武器密輸疑惑(アル・アハラーム紙)
2006年04月21日付 Al-Ahram 紙
■ ハマースがシリアから武器を密輸しているとヨルダンが嫌疑
2006年04月21日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【ガザ-アシュラフ・アブルホウル】
昨日ヨルダン国会においてイスラーム議員連合代表であるアッザーム・アル=フナイディー氏が、今週ヨルダン政府が国内で押収したことを明らかにした武器が、ハマースの運動員によってシリアから密輸されたものであったことを、ヨルダンのマアルーフ・アル=バヒート首相からの伝聞情報として公表した。アッザーム代表によれば、シリアから武器が持ち込まれた経路についてさらなる情報を開示することを首相は拒否したという。
一方、パレスチナのサイード・スィヤーム内相は、政治各派の軍事部門から特別治安部隊を組織し、警察機構と協力してガザ地区の治安確保にあたらせることを決定した。内相によればこれは既存の治安部隊の代替ではなく、それを補強する部隊であり、政治各派のメンバー数百人がすでに志願したという。同様に内相は、ジャマール・アターヤー・アブー・サムハダーナ氏の内務省および国家安全省総監督官ポストへの任命を決定した。アターヤー氏は民衆抵抗委員会の指導者を務めた人物で、イスラエルによる2度の暗殺の試みを逃げ延び、イスラエルに治安上の理由から指名手配されている人物の一人である。
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( 翻訳者:田中裕子 )
( 記事ID:2250 )