■ムバーラクとカッザーフィー、ダルフール問題解決のため、エジプト・リビア・スーダン3国と六者委員会との連絡を密にすることで合意
■エジプト大統領府報道官、ミスラータでのエジプト・リビア首脳会談後の談話:「バランスの取れた決議の合意に至るため、ダルフール委員会の開催を3月10日に延期する。スーダン領の国連統治は過渡的な措置となろう」
2006年03月01日付アハラーム紙(エジプト)HP1面
【ミスラータ-ウサーマ・サラーヤ】
ホスニー・ムバーラク大統領はリビアで昨日、リビア革命の指導者ムアンマル・アル=カッザーフィー氏と重要な会談を行い、中東地域の諸問題、中東和平プロセス、パレスチナ支援、イラクの現状、ダルフール情勢、アフリカ和平評議会に関連する諸問題、今月28・29日のハルトゥームにおけるアラブサミットの準備、さらにはリビア・エジプトの二国間関係や通商関係の強化、リビアにおけるエジプト人労働者の状況についても話し合った。
会談はアラブ連盟という枠組みのもとでのアラブ共同事業に対するカッザーフィー氏の留保付きの態度にも及び、連盟とリビアは互いに欠くことのできない存在であって、アラブ連盟の活動に対してカッザーフィー氏が表明してきた留保つきの態度は、アラブの共同事業を望むがゆえであったことが確認された。
会談の後、エジプト大統領府の公式報道官であるスレイマーン・アウワード大使は、エジプト・リビア・スーダンの3国と、ダルフール問題にかかわる六者委員会メンバーとの連絡を密にすることに両首脳が合意したと語った。
(後略)
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( 翻訳者:遠藤さやか )
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