イスラエル軍、ガザ地区の広範囲な掃討を警告(アル・アハラーム紙)
2006年04月15日付 Al-Ahram 紙

■ イスラエル軍、ガザ地区を広範囲に掃討すると脅迫
■ ワシントン、現在の攻撃停止を求める安保理議長声明採択を阻止

2006年04月15日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ガザ-アシュラフ・アブルホウル】

 イスラエル市街地へのロケット砲発射がさらに続く場合、大規模な地上戦でガザ地区を掃討すると、イスラエル軍参謀本部副部長のモシェ・カプリンスキー将軍が脅迫した。
 また、南部方面司令部の高位の将校は、イスラエルの砲兵隊による集中爆撃が一日平均300発、ガザ地区に向けて発射されているものの、期待される結果はもたらされていないと述べた。

 この間にアメリカ合衆国は、イスラエルに現在の軍事攻撃を停止するよう呼びかけ、パレスチナ自治政府には暴力を否定する姿勢を明確にするよう求める、国連安保理の議長声明採択を阻止した。

パレスチナ自治政府は合衆国の態度に遺憾の意を表明し、(採択阻止は)イスラエルに肩入れする行為であり、パレスチナ人民への攻撃を促進するものだとした。またパレスチナのアッバース大統領は安保理に対し、アメリカの声明採択拒否に対して働きかけ、イスラエルによる爆撃や暗殺、包囲といった行為を制限するための責任を果たすよう求めた。(後略)



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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:2274 )