ヴァイオリニスト、スナ・カンのとてもつらいコンサート(Radikal紙)
2006年04月24日付 Radikal 紙
名ヴァイオリニスト、スナ・カンが人生で最もつらいコンサートをイズミットで行った。
コジャエリ記者協会が主催した、新聞報道賞の夕べで演奏をするためにイズミットへやって来たカンは、街へ到着するや否や、夫であるアッティラ・ソンメズ氏が亡くなったという知らせを受けた。しかしカンは悲痛な気持ちを胸にしまい込み、1時間半のコンサートを完遂した。
コンサートの最中にサロンにいた、ソンメズ氏を知る人々が死の知らせを受けた。このことが、サロンで耳から耳へと広まると、皆立ち上がってスナ・カンを長い間拍手でたたえた。
カンは「夫の死の知らせを朝に受けた。(家族は)私に『戻らないの?』と尋ねたが、私は『戻らない。私を待っていてくれる人達をがっかりさせることはできない』と答えた。私達演奏家の運命とはこんなものだ」と語った。
カンの亡夫、アッティラ・ソンメズ氏は国家計画庁の創設者の一人であり、中東工科大学の副学長も務めていた。
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( 翻訳者:及川 治香 )
( 記事ID:2281 )