クルド語図書、国会図書館に既に所蔵されていた(Milliyet紙)
2006年04月27日付 Milliyet 紙
国立図書館は「クルド語出版物禁止」でないことを証明する際に、トルコ国会図書館にクルド語出版物が所蔵されてることが引き合いに出された。
EUの要求によりトルコ内の図書館にクルド語出版物を所蔵させる方針に向かってる一方、司書は充分な予算が与えられれば全言語で本棚に蔵書できるだろうと述べた。
文化観光大臣のEUの要求により国家図書館にクルド語出版物を所蔵させるという主張が「クルド語出版物の蔵書が禁止であるかどうか」という問題を議事に織り込む際、図書館側は本来の問題が「クルド語」でなく「予算」であることを強調した。トルコ史書協会長のアリ・フアト・カルタルは「トルコ内の図書館はクルド語図書の蔵書についていかなる禁止もないが司書はこれに関することを発言することができない」と述べた。
県の市民図書館は地域の人々にサービスを提供する必要があると述べるカルタルは、国民の要求に従いクルド語出版物を蔵書させることを述べた。カルタルは「予算不足なのに図書館に時々希少出版物が蔵書されることがある。トルコ語図書の蔵書数さえ充分でないのに」と語った。
国立図書館のベクリ・ジェレル・テクも「国立図書館には様々な分野のクルド語図書がある。これに関して禁止はない。」と述べた。トルコ国会図書館でもメフメド・ウズン著の「Zaman u roman」、福音書の翻訳、詩集アンソロジーのような幾つかのクルド語出版物が所蔵されてることがわかる。
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( 翻訳者:松本 沙知 )
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