人気女優のヒュリヤー・アヴシャル、違法建築問題で事情聴取(Hurriyet紙)
2006年04月03日付 Hurriyet 紙
■芸術家ヒュリヤー・アヴシャルは、サルイェルにある邸宅が違法建築だという理由で「ボスフォラス海峡法第2960条」に違反した罪状で開かれた裁判で事情聴取に応じた。
サルイェル第二簡易裁判所での公判には、容疑者であるヒュリヤー・アヴシェルとセデフ・ギョズテペとともに、弁護士ギュベン・ギュルバクとキャーミル・キルの姿があった。審理で原告のイスタンブル市を代弁するのは弁護士ヒュスニイェ・ギュゼルヂ。
ヒュリヤー・アヴシャルは身分確認の際、判事が「住民登録はどこか?」と質問すると、「サルイェルだと思う。ベシクタシュかもしれない」と答えた。これについて判事は、アヴシャルについての調書によればシシュリ地区に住民登録されていることを述べた。
職業を問われ「芸術家」と答えたアヴシャルは、月収に関して訊かれると、「5千か1万リラくらい。そう、1万リラ(約88万円)」と答えた。
審問に応じたアヴシャルは、容疑を認めなかった。
アヴシャルは邸宅の全建設過程が建築家のムスタファ・トネルとネジャト・タシュデミルとの了解の上であることを述べ、「建物の技術的な責任についてはセデフ・ギョズテペに委ねた。都市計画に反することがあったとしても、私と関係ないところで行われたのでしょう。私は所有者として家に関する仕事はすべてプロに任せた」と述べた。
もう一人の容疑者であるセデフ・ギョズテペも、アヴシャルの邸宅についての改築手続きを現在行っていることを明らかにした。
彼は、建築許可の要請が目下調査の段階であることを述べ、「第三種文化財保護協会から長いこと許可がでないままで、ボスフォラス海峡開発委員会が訴訟文書を法廷に提出するのは誤った手続きである」と話した。
審理は、ヒュリヤー・アヴシャル邸で調査を行うため延期された。
■「家の問題にうんざり」
審理の後に記者団の質問に答えたアヴシャルは、サルイェルの邸宅についていくつかの裁判が行われることを明らかにして、「家の問題にうんざり。家の周りに木を植えて綺麗にした。たぶんこれが災難のもとだった」と述べた。
アヴシャルはある記者の「鬱状態になっていると言われているが」という質問に、「私が鬱になっているなんてことは絶対にない」と話した。
アヴシャルは、サルイェル裁判所で働く清掃要員のハイダル・ヤルチュンの「歌の詞を考えました。あなたのため考えたビデオ・クリップ案もあります。なんとかしてもらえないでしょうか?」という要望に、「家が近いでしょ。すぐ向かいじゃない。歌詞を持って来て。良いのがあればカセットに吹き込むから」と返事した。
ヒュリヤー・アヴシャルの近隣に住むナズミ・カルブズがサルイェルの検事へ告げた罪状によると、アヴシャルは、邸宅へ入る道を壁で覆い、所有権のない場所を不法占拠していることが主張されているという。
カルブズは、アヴシャルがボスフォラス海峡法第2960条に違反して違法建築をしていると主張している。
これに基づき、アヴシャルに6ヶ月未満の懲役を求刑する訴訟が起こされた。
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( 翻訳者:堀ノ内夏子 )
( 記事ID:2150 )