2006年4月3日付シャルグ紙27面
道徳的な腐敗を理由に、娘を殺害した39歳の父親が、ジョフラム〔イラン南部ファールス州の町〕警察署に出頭した。
事件は、昨年エスファンド月末〔2006年3月〕、ハファル町アーバードシャープール村の住民で、ラヴァーンという名の個人庭園で働く、モハンマド・ホセインさんの通報で発覚した。ジョフラム市警察ハファル派出所の警官らはただちに、派出所から7キロのところに位置する現場に急行、ハディージェという名の17歳の少女が殺されているのを発見した。
遺体の胸の部分には、刃物や棍棒による刺傷・殴打の跡が見られた。ただちに捜査が開始された。第一通報者は取り調べで、被害者の39歳の父親でアフマドと名乗る男性が娘を殺害したと漏らしていたと話した。
容疑者も、かつてこの庭園で働いており、事件当日、娘を殺す目的で現場に被害者を連れてきた模様。容疑者は殺害後逃亡したが、捜査官らのその後の捜索の結果、ついに2日前、殺害の逃亡犯で本名モハンマド・ファルザンドッラー・ヤール(39歳=アーバードシャープール村在住)がジョフラム警察署に出頭した。
男は取り調べで、娘が道徳的に腐敗し、家出を繰り返していたために、棍棒と刃物で娘を殺害したと自供した。捜査は現在も続けられている。
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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:2153 )