■ イタリア・ドイツ・モロッコ歴訪の途についたムバーラク大統領は今日、プローディ次期首相およびベルルスコーニ首相と地域問題・二国間関係について会談

2006年05月09日付アル･アハラーム紙（エジプト）HP１面

【ローマ－ムスタファー・アブドゥッラー、ベルリン－ウサーマ・アブドゥルアズィーズ】

ホスニー・ムバーラク大統領は今朝、５日間の外国訪問に出発した。訪問地はイタリア、ドイツ、モロッコで、経済・投資レベルにおけるエジプトと各国間の相互関係の強化方法に加え、共通の関心事である国際的・地域的問題について話し合うため、3カ国の指導者と会談する。

最初の訪問地はイタリアで、大統領は今朝首都ローマに到着し、数時間滞在する。滞在中にシルヴィオ・ベルルスコーニ首相と内閣府で面会し、その後、先の選挙で次期首相に選出されたロマーノ・プローディ氏と面会するためエジプト大使館へ向かい、昼食を共にする。昼食会にはマルゲリータ党党首のフランチェスコ・ルテッリほか、数名の政治指導者らが出席することになっている。

大統領はその後ドイツの首都ベルリンへ向かい、2日間滞在してメルケル首相と中東和平問題について話し合う。またムバーラク大統領とケーラー連邦大統領はベルリンで開催されるエジプト至宝展の開会式に出席する予定である。至宝展では90年代初頭以降、アレキサンドリア沖で発見された遺物489点が公開される。

大統領の歴訪はモロッコで幕を閉じる。モロッコではムハンマド６世国王と共に、マラケシュで開かれる第6期エジプト－モロッコ共同高等委員会会合の議長を務める予定。会合では経済関係の強化やエジプト・モロッコ間の商業取引規模を3億ドルから5億ドルへ増大する話し合いが行われる。


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（ 翻訳者:岡本亜有子 ）
（ 記事ID:2427 )