トルコ映画「世界を救った男」の続編、カッパドキアでクランクイン (Hurriyet紙)
2006年05月19日付 Hurriyet 紙

 待望の新作映画、「世界を救った男の息子」がカッパドキアで昨日クランクインした。撮影初日には「Kelebek(蝶)」紙のライター、オヌル・バシュチュルクが見学に訪れた。

 1982 年制作の映画、「世界を救った男」の続編である「世界を救った男の息子」のクランクインが昨日カッパドキアでクランクインした。カルタル・ティベット氏が監督を務める同映画には前作の主演者、ジュネイット・アルクン他、メフメト・アリ・エルビルやブルジュ・カラ、デニズ・セキ、ブラク・セルゲン、パキゼ・スダ、アイシェン・グルダらが出演する。

■ 一人二役

 ムラト・ボヤジュオール脚本の「世界を救った男の息子」において真のキーパーソンは俳優メフメト・アリ・エルビル氏である。同氏はこの映画で『世界を救った男』を演じるジュネイト・アルクンの双子の息子、カルタルとザルダバル両役を一人で演じる。また、この映画にはトルコ映画史上初めてアニメーションやコンピュータ・グラフィックスが用いられることも発表された。

■ 現代風ロボット

 撮影初日に見学に訪れたオヌル・バシュチュルク氏は、メフメト・アリ・エルビル氏とのアクションシーンで使用されるロボットとも写真を撮った。エキストラらは、手元にある拳銃がトイレ用水パイプの部品で作られたことなどを話した。

■ 当時私が連れてきた旅行者は決して少なくない

 昨夜、ジュネイト・アルクン氏は出演シーンがないにも関わらず、現場の士気を高めるために撮影現場を訪れ、前作「世界を救った男」の思い出を語った。「海外でこの映画を見た人たちの中には、映画を見た後に単にアルクンさんやカッパドキアを一目見るためだけにここを訪れたそうだ」との新聞記者の言葉に対し、アルクン氏は「そうです、その通りです。私が当時あの映画のお陰でここに連れてきたツーリストは決して少なくない」との返答をした。

 映画では、ロウでできたジュネイト・アルクンのマスクも使われるということである。


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( 翻訳者:永井 ひとみ )
( 記事ID:2465 )