アカバでエジプト・ヨルダン首脳会談(アル・アハラーム紙)
2006年04月29日付 Al-Ahram 紙

■ 今日、アカバでエジプト・ヨルダン首脳会談
■ ムバーラク大統領、アブドゥッラー2世と地域の治安と安定、テロとの戦い、両国関係について会談

2006年04月29日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

本日、ヨルダンのアカバで、ホスニー・ムバーラク大統領とヨルダンのアブドゥッラー2世国王の首脳会談が開催される。大統領府首席報道官のスライマーン・アウワード大使が本紙特派員ムフタール・シュアイブに語ったところによると、首脳会談ではテロとの戦いにむけたアラブの努力、イラク統一保持の方法、イラン核開発計画とそれが地域の安定と治安に与える影響、加えて両国の協力強化とヨルダンにおけるエジプト人労働者の問題が扱われるとのことである。

 またアンマンでヨルダン情報筋が本紙特派員サリーム・アル=マアーニーに語ったところによると、両国首脳は会談で、地域と世界の情勢について話し合うとされている。

 ハーシム王家官房の情報筋は、会談ではパレスチナとイラク情勢が扱われる一方、両国首脳はイランの核開発をめぐるイラン・アメリカ関係の緊張と、両者の武力衝突の可能性についても論議すると語った。

 この首脳会談の傍ら、両国のアフマド・アブルゲイト外相とアブドゥルイラーフ・アル=ハティーブ外相がアラブ地域における情勢展開について共同記者会見を行うことも予定されている。数時間に及ぶ今回のヨルダン訪問は、ムバーラク大統領にとって2003年以来となる。



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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:2329 )