5月17日からカンヌ映画祭開幕 トルコからも出品(Hurriyet紙)
2006年05月01日付 Hurriyet 紙

 ヨーロッパ映画の大集会が始まる。今年、59回目を迎えるカンヌ映画祭は、5月17日から28日の間開催される。映画祭の開幕映画はダン・ブラウンのベストセラー小説をロン・ハワードが脚色した「ダ・ヴィンチ・コード」だ。映画祭の国際コンペティション部門では、ヌーリー・ビルゲ・ジェイランの「İklimlerイクリムレル[邦訳=気候]」という名の映画がトルコを代表する。


 トルコ人の監督ヌーリー・ベルゲ・ジェイランは、パルムドールを獲得した「UZAK 冬の街」のあと、今回は「イクリムレル」で再び受賞を競うことになる。

 ジェイラン作「冬の街」が、2003年のカンヌ映画祭のコンペティション部門で上映され、主演男優賞、審査員特別賞を獲得したことを思い起こそう。

 ヌーリー・ビルゲ・ジェイランのライバル作品にはペドロ・アルモドヴァルの「ヴォルヴェール」、ソフィア・コッポラの「マリー・アントワネット」、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥの「バベル」、リチャード・リンクレイターの「ファースト・フード・ネーション」などの映画がある。

 国際コンペティション部門でパルムドールを競う映画作品を評価する審査委員会は、「花様年華」、「2046」などの映画で知られる香港の監督ウォン・カーウァイが委員長を努める。審査委員は、イタリアの女優モニカ・ベルッチ、イギリスの女優ヘレナ・ボナム・カーター、アルゼンチンの監督ルクレシア・マルテル、中国の女優チャン・ツィイー、アメリカの俳優サミュエル・L・ジャクソン、フランスの監督パトリス・ルコント、俳優で監督のティム・ロス、パレスチナの監督エリア・スレイマンが務める。

 映画祭は、トニー・ガトリフ監督の「トランシルヴァニア」の上映で幕を閉じる。


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( 翻訳者:高田 利彦 )
( 記事ID:2498 )