セゼル大統領から学長へメッセージ -大学は社会と一体化すべき(Hurriyet紙)
2006年05月23日付 Hurriyet 紙
国立大学の学長を大統領官邸でもてなしたアフメト・ネジュデト・セゼル大統領は、行政裁判所への襲撃後、国民が「自発的に反発を示し、共和制を守る」ために起こした行動に満足していると述べたことが分かった。
高等教育機構(YÖK)の代表らも参加し、1時間15分にわたったレセプションで学長達は、6~7人用のテーブルのそばに立った。セゼル大統領は各テーブルを個々に訪れては3~5分間歓談し、学長達がかかえている問題に耳を傾けた。セゼル大統領は、学長達に対し、「大学を社会と一体化させること」を求めた。また同大統領は大学の社会的責任を思い起こさせ、「大学の責務はきわめて大きい。社会から孤立しないように。象牙の塔にはらないように。」と述べたことが分かった。また行政裁判所への襲撃が話題になったテーブルでは大統領は他のテーブルよりも長く話し込んだ。学長達が「行政裁判所への襲撃は、共和制を狙ったものだ。国民が自発的に反発を示したことは極めて喜ばしいことだ。共和制に対する襲撃にはすぐに反応する必要がある。」といった考えを述べると、セゼル大統領もこの見解を支持したことが分かった。セゼル大統領は、ヴァン100周年大学学長のユジェル・アシュクン教授に「いろいろありましたね。お疲れ様でした。」と伝えた。
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( 翻訳者:新井 仁美 )
( 記事ID:2502 )