全国大学入試試験の合格者総数が50%増加へ:3人に2人の大学志願者が合格する予定 ハムシャフリー紙
2006年05月22日付 Hamshahri 紙

2006年5月22日ハムシャフリー紙

 イランの大学生人口は、第4次開発計画終了時までに370万人に達することが目標とされている。他方、現在イラン全国の大学には、250万人の大学生が在学しており、また〔今年の〕高等教育機関への入学志願者数は135万人である。科学技術省は第4次開発計画実現を目指し、全日制、夜間制、非営利-民間(私立)大学、パーヤーメ・ヌール大学(イラン最大の半通信制大学)、半日制などの課程の規模拡大を図り、大学入学合格の機会を3人中2人の割合にまで伸ばしている。

 〔科学技術省次官の〕ハサン・ハーレギー氏はISNAとのインタビューで、大学合格の機会について次のように述べた。「今年は、全国コンクール(イランにおける全国共通大学入試センター試験)では3人の志願者につき1人が、またまた国の高等教育機関全体で見た場合、3人の志願者のうち2人が、大学やその他の高等教育機関に入学を果たすであろう」。

 同氏はまた、次のように述べた。「今年の全国コンクール合格者総数は50%増、すなわち45万人に達する。一方で今年のコンクールには、約135万人の出願があり、換言すれば今年のコンクールでは3人の志願者につき1人が合格することになる」。

 彼はさらに次のように付け加えた。「全国コンクールで45万人、アーザード(自由)大学付属の各機関・専修学校で約40万人、応用科学総合大学で15万人、パヤーメ・ヌール大学の総合コースで5万人、全日制、夜間制のコースにおける技術職業学校、教員養成センター、その他の諸コースで10万人、これら全てを合わせると、今年の国の全高等教育機関における合格者総数は約110万人になるであろう」。

 同氏は全国コンクール、及び国に付属した専修学校試験への志願者数・受検者数について言及して、次のように述べた。「今年は、コンクール参加志願者が135万人、また付属専修学校試験志願者が約60万人いる。全体で約195万人になるが、そのうち通常は10%が欠席するため、真剣に大学入学を目指し、競い合う志願者は、全部で170万人となる。高等教育機関全体の合格者数が110万人であることに注目すると、今年は3人に2人の志願者に合格するチャンスがある」。

 同氏はまた、次のように付け加えた。「我が国はこれからの2年間で、国立と私立を合わせれば、全国の大学数は十分な数に達し、高等教育への進学を目指す全志願者を受け入れることが可能になる。あとは人気の高い良い学科に入学するための健全なる競争が、大学入学に残されているのみである」。

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( 翻訳者:岩間 縁 )
( 記事ID:2507 )