トルコ国内のエネルギー投資に、外国資本が必要 (Milliyet紙)
2006年05月26日付 Milliyet 紙
エネルギー天然資源大臣のヒルミ・ギュレル氏は、トルコにおける民間のエネルギー投資は年間約10億ドルであるが、エネルギー需要に対応するためには年間40億ドルの投資が必要であると述べた。
ギュレル氏は、国際投資家協会(YASED)主催の「トルコの近未来におけるエネルギー政策:民営化プロジェクト、新たな投資、そして民間の役割」と題するシンポジウムに参加し、エネルギー投資には外国資本の支援が必要であると話した。
同相は続けて次のように述べた。「我が国のエネルギー需要は毎年約6~7%ずつ増加している。トルコはフランスやベルギーのようにすべきことを終え、発展した国ではない。新たな投資がわが国には必要なのだ。エネルギー分野での新たな投資のために、民間が自由に動けるよう必要な法律を我々は整備した。そして今、民間による投資を待っているのだが、民間は「エネルギー投資は国がやってください。」と言う。民間が何を求めているのかを話し合う必要がある。」
■エネルギー・ターミナルに
ギュレル氏はトルコの東に位置する国々が世界のエネルギーの約70%を生産し、それをトルコの西に位置する国々が消費していると述べ、次のように続けた。「トルコはエネルギーの橋渡し的存在である一方で、今はエネルギーのターミナルになりつつある。この枠組みについては地域的な協力や統合の動きがある。」
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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:2534 )